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宮前遺跡第2次 (鴻巣市)

読み方
みやまえいせき
場所
鴻巣市宮前字本田336他
調査期間
令和4年4月1日~令和5年3月31日
主な時代
縄文時代 古墳時代 奈良時代 平安時代 中世

宮前遺跡は、縄文時代から近世にかけての集落遺跡です。JR高崎線鴻巣駅の北西約2kmにあります。
荒川左岸に細く延びる大宮台地の北縁部に立地しています。
令和3年度から国道17号(上尾道路)建設事業に伴い発掘調査を実施しています。
これまでの調査の結果、縄文時代後期と古墳時代から中世にかけての遺構や遺物が発見されています。

【令和5年3月更新】———————————————————————————–

 遺構調査(竪穴住居跡)
重なり合った2軒の竪穴住居跡を掘り下げています。
埋まった土の層を観察して、どちらの竪穴住居跡が新しいかを見きわめます。

 発掘作業風景
第2地点の低地部の調査を進めています。

第2次調査は終了しました。
第2地点では古墳時代から平安時代の竪穴住居跡や土壙、中近世の掘立柱建物跡や土壙などが発見されました。

【令和5年2月更新】———————————————————————————–

 発掘作業風景
第2地点の遺構調査を進めています。

 溝跡
中世の溝跡が発見されました。

【令和5年1月更新】———————————————————————————–

 遺構調査
竪穴住居跡を掘り下げています。

 遺物平面図作成
竪穴住居跡から出土した遺物を図面に記録します。

【令和4年12月更新】———————————————————————————–

 遺構調査
第2地点の遺構調査が本格的に始まりました。

 遺物出土状況(竪穴住居跡)
竪穴住居跡の埋土や床面からたくさんの土器が出土しました。

 遺物出土状況(カマド)
上の竪穴住居跡のカマドから、土器がまとまって出土しました。
古墳時代末ごろの竪穴住居跡と考えられます。

【令和4年10月更新】———————————————————————————–

 編組(へんそ)製品出土状況
低地から縄文時代後期(約3,500年前)の編みカゴのような製品(編組製品)が出土しました。
現在、取り上げ作業を行っています。

 第2地点遺構確認状況
第2地点の調査を開始しました。

【令和4年9月更新】———————————————————————————–

 漆製品の出土状況
縄文時代の赤彩された漆製品が出土しました。

 第1地点低地木材分布状況
低地から9基の木組遺構が発見されました。

【令和4年7月更新】———————————————————————————–

 低地の発掘作業風景
低地の調査を進めています。

 木組遺構の検出状況
縄文時代の木組遺構の一部が発見されました。

【令和4年6月更新】———————————————————————————–

 発掘作業風景
奥の台地から手前に向かって低地が広がっています。

 遺物出土状況
古墳時代前期の遺構から土師器の壺と管玉(矢印)が出土しました。