EXCAVATION RESULTS発掘成果
【486集】小久住遺跡
市町村飯能市
主な時代縄文
発行年度2025
小久住遺跡は、飯能市西部の入間川左岸の狭い河岸段丘上に立地している。調査区の標高は約145m前後である。調査の結果、縄文時代前期の竪穴状遺構1基、縄文時代中期の竪穴住居跡1軒、集石土壙15基、埋甕4基、遺物集中9箇所が検出された。
検出された縄文時代前期前葉の二ツ木式期の住居跡は、この地域では類例がなく、この地域の前期前葉の集落を考えるうえで貴重な発見となった。
また、縄文時代中期中葉から後葉の遺物が大量に出土したことから、該当する時期の環状集落が営まれていたと推測される。調査区内には、遺物集中が広く分布しており、集落内において遺物が廃棄された場所と考えられる。集石土壙も多く検出された。集落における廃棄場所や、集石土壙の位置など、狭小地における当時の集落運営を考えるうえでの貴重な事例となった。