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金久保内出遺跡(第6次)(上里町)

この遺跡について

読み方かなくぼうちでいせき

場所児玉郡上里町金久保

調査期間令和7年4月1日~令和8年3月31日

主な時代縄文時代、古墳時代、奈良時代、平安時代

遺跡の概要金久保内出遺跡は、JR高崎線神保原駅から北西へ約3kmの児玉郡上里町金久保地内に所在し、神流川扇状地末端の低台地上に立地しています。第6次調査は、令和4年度に調査した第1地点の東側を行います。第1地点で確認された奈良・平安時代の集落跡が広がっていると予想されます。

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更新日:2025.7.9

5月から第7地点の調査を開始しました。中・近世の掘立柱建物跡、溝跡、土壙、ピットや、奈良・平安時代の竪穴住居跡が検出されています。

中・近世の土壙墓が2基検出されました。そのうち1基から検出された遺体には6枚(5枚は実存、1枚は破損)の銭貨が添えられていました。死者に銭貨を副葬する風習は、「三途の川の渡し賃」、「六地蔵への賽銭」、「死出の旅路の路銀」といった仏教の他界観のもとに行われたと理解されています。