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宮前遺跡(鴻巣市)
この遺跡について
読み方みやまえいせき
場所鴻巣市宮前字本田
調査期間令和7年4月1日~令和8年3月31日
主な時代旧石器時代・縄文時代・古墳時代・奈良時代・平安時代・中世・近世
遺跡の概要宮前遺跡は、JR高崎線鴻巣駅より北西約2kmに位置しています。令和6年度の調査によって、旧石器時代の終わりごろから縄文時代草創期・早期の遺物、縄文時代後期の住居跡、古墳時代、奈良時代、平安時代の集落跡、中世の井戸跡や溝跡、近世の道跡や土壙が発見されました。
更新日:2025.7.18
奈良時代の一辺約6mもある大型の住居跡を調査しています。現在は、床面を精査し、住居のいろいろな施設を見つけています。
縄文時代の土壙から、完形に近い土器と台石が出土しました。お墓の副葬品のようにも見えますが、しかし、埋まった土は、自然に流れ込んだ特徴が見られるので、お墓ではないと思われます。
更新日:2025.11.13
縄文時代の落とし穴です。出土遺物が極めて少なく、いつ頃作られたものか特定が難しいのですが、2年前に近接地点から同様の遺構が発見されており、おそらく縄文時代早期に造られたものと考えられます。細長くて深い穴で、鹿などが落ちると足が挟まって脱出が出来ないような構造になっていたと考えられます。
13~14世紀の中世の大溝です。鴻巣市の平右衞門遺跡から宮前遺跡にかけては、この時期の大溝で囲まれた方形の区画が、数箇所見つかっています。
中世の火葬墓です。大溝が埋まったあとをさらに掘り込んで作られていますので、大溝よりも新しい時代のものです。