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沢口上古墳・八木上遺跡(狭山市)
この遺跡について
読み方さわぐちうえこふん・ばちぎうえいせき
場所狭山市大字笹井字八木上
調査期間令和7年4月1日~令和8年3月31日
主な時代旧石器時代・縄文時代・古墳時代・奈良時代・平安時代・中世・近世
遺跡の概要沢口上古墳・八木上遺跡は、西武池袋線仏子駅の北東約1.5kmに位置し、入間川左岸の河岸段丘上に立地しています。これまでの八木上遺跡の調査で、旧石器時代から近世にかけての遺構・遺物が発見されました。また周辺には古墳時代後期の笹井古墳群が分布しています。令和7年度は、笹井古墳群の一つである沢口上古墳と八木上遺跡の調査を行います。
更新日:2025.8.19

7世紀代の古墳(円墳)跡が発見されました。周溝の外径は30mで、この時期の古墳としては大型のものです。画像の左手前が入口で中央に破壊された横穴式石室の残骸があり、画像の左の周溝が途切れたところが石室への通路となります。石室に使われたと思われる石が後世の掘り込みから出てきました。

縄文時代前期末葉(約5500年前)の竪穴住居跡の調査をしています。4m四方のやや小型の住居跡です。遺物は縄文土器や石器などが発見されました。住居跡の掘り込みは浅く、炉跡もあまり焼けていません。居住期間は短かったと考えられます。