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平右衛門遺跡第1次 (鴻巣市)

読み方
へいえもんいせき
場所
鴻巣市大字箕田3627番地1他
調査期間
平成31年4月1日~令和元年9月30日
主な時代
奈良時代、平安時代、中世

平右衛門遺跡は鴻巣市役所から西に約3㎞に位置し、国道17号(上尾道路)建設に伴う発掘調査を実施しています。
この遺跡は、奈良・平安時代の遺跡として登録されていますが、調査は今回が初めてということもあり、その成果が期待されます。

【令和元年7月更新】 ————————————————————————————————————


奈良時代(今から約1,300年前)の竪穴住居跡から出土した遺物を丁寧に掘り出しています。須恵器(すえき)の坏(つき)や甕、長頸壺(ちょうけいつぼ)、土師器(はじき)の坏や甕、甑(こしき)などが見つかっています。


線路北側は、すべての調査が終了しました。奈良時代の竪穴住居跡(1軒)、掘立柱建物跡(1棟)や、中世の火葬跡(3基)、竪穴状遺構(1基)、溝跡のほか、近世以降の柵列や、畠跡などが見つかりました。


6月上旬から線路南側の調査区を行っています。古墳時代後期から古代の竪穴住居跡5軒のほか、大型の溝跡、土壙・柱穴(ピット)等が見つかっています。


南側調査区では遺構の重なり方や出土遺物から、新しい溝跡から調査しています。

【令和元年5月更新】 ————————————————————————————————————


調査地点はJR高崎線の北鴻巣駅-鴻巣駅間(やや北鴻巣寄り)にあり、電車の車窓からも発掘調査の様子をうかがうことができます。


重機で表土を掘削した後、人力により地表面を薄く削り、土の色や固さ、遺物の有無などから遺構(その土地に掘り込まれた建物や溝の跡)を検出します。黒く見えるところが遺構です。
調査区は線路の北側と南側の2箇所に分かれています。北側の調査区では、竪穴住居跡1軒、溝跡4条のほか、土壙(墓や貯蔵穴など大きめの穴)、ピット(柱穴など小さめの穴)等が見つかりました。
遺構を調査しています。土層を観察するための土を残しながら、遺構の中に堆積した土を掘り下げていきます。必要に応じて土層の堆積の仕方や、遺物の出土した状況を写真や図面に記録します。
堆積土に焼けた土や炭化物を含む、平面形がT字状の浅い穴が見つかりました。壁は焼け、内部からは人のものと見られる骨片が見つかったことから、火葬跡と考えられます。