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新井堀の内遺跡 (蓮田市)

読み方
あらいほりのうちいせき
場所
蓮田市大字黒浜1177番地他
調査期間
平成29年10月1日~平成30年1月31日
主な時代
縄文時代、中世

【平成30年1月作成しました】

新井堀の内遺跡は、JR宇都宮線蓮田駅から東約2kmに位置し、大宮台地東側の白岡・黒浜支台東南部に立地しています。遺跡は、中世の館跡が存在することで知られています。


館を囲む堀跡が見つかりました。堀は幅6m、深さ2mに及んでいます。深い堀(写真中央)が埋められたあとに、浅い溝(写真左)が掘られています。


井戸跡からは、中世の陶磁器、かわらけが見つかりました。

井戸跡に捨てられていたイシガイやマツカサガイなどの貝です。中世の貝塚です。

※12月16日(日)に遺跡見学会を開催しました

【以下、平成30年1月更新】 ————————————————————————————————————


戦国時代の堀跡(幅6m・深さ2m)が2条、並んで見つかりました。


堀跡の内側からは、多くの柱穴のほか、井戸跡や土壙が見つかりました。


縄文時代前期の住居跡が見つかりました。東側が堀跡に壊され、西側半分しか残っていませんでした。

※3月14日(水)~18(日)に出土埋蔵銭の特別公開を行いました