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栗橋宿跡第6地点 (久喜市)

読み方
くりはししゅくあとだいろくちてん
場所
久喜市栗橋北二丁目3452-1他
調査期間
平成26年10月1日~平成27年3月31日
主な時代
近世

【平成27年3月更新しました】

栗橋宿跡第6地点は本陣跡の南に隣接し、栗橋宿の町家が並んでいた一画に当たります。遺構が検出できる面は2面あり、最初に重機で第一面までの表土を掘削し、そのあとで遺構の検出作業を行います。

 表土の掘削
重機により表土を掘削しています。幕末頃の面(第一面)で一度止め、遺構の検出作業を行います。

 遺構確認作業
人力によって遺構の検出作業を行っています(第一面)。

 

【以下、平成27年1月更新】 ————————————————————————————————————

第一面からは、東西方向に走る地割の溝跡や、整然と並ぶ建物跡が見つかりました。現在、建物跡を中心に調査を進めています。基礎が頑丈に造られており、周囲に漆喰(しっくい)が散っていることから、土蔵の基礎であった可能性が考えられます。また、調査区の南側には大きな土壙が密集しており、陶磁器や木製品・土製の人形等、豊富な遺物が出土しました。

※1月17日(土)に遺跡見学会を開催しました


第一面の遺構確認状況です。白線の部分が遺構です。


建物跡を掘削した様子です。砂利で固められた基礎の中には、大きな石が等間隔に並べられていました。


土壙から出土した青磁(せいじ)の花瓶(けびょう)と狛犬(こまいぬ)の人形です。


福島県相馬地方で焼かれた陶器です。碗の底面に馬の模様が見えます。

 

【以下、平成27年3月更新】 ————————————————————————————————————

栗橋宿跡第6地点(第一面)では、江戸時代後期から近代に及ぶ約20棟の建物跡が見つかりました。この地域の建物構造を考える上で貴重な調査例となりました。

写真1
新旧2棟の建物跡が重なって検出された様子です。

写真2
上の写真を拡大したものです。杭を深く打ち込んで、基礎の強度を高めています。

写真3
溝で区画された中に整然と建物跡が並んでいました。

栗橋第6地点1503_4
「慶應元丑」の墨書がある陶器の破片です。慶應元年は西暦1865年にあたります。