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堀込遺跡 (寄居町)

読み方
ほりごめいせき
場所
寄居町用土字堀込2441-1他 (問い合わせ:048-584-1704)
調査期間
平成17年10月1日~平成17年12月27日
主な時代
縄文時代・古墳時代

堀込遺跡は、縄文時代と古墳時代の集落です。
縄文時代の住居跡は円形で中央にイロリがあります。第9号住居跡は、入口部が南側に張り出した変わった形をしています。 イロリは土器で3重に縁取りをしており、平面の形は卵形をしています。卵の尖った方は入口部を向いています。
古墳時代の住居跡は四角形で、北壁にカマドがあります。注目されるのは、一辺が8m(通常は3~4m)の極めて大きな 住居が2軒発見されたことです(第12号住)。それに伴うように掘立柱建物も2棟見つかりました。どうやら有力者のムラのようです。

堀込遺跡:遺跡全景 遺跡全景

堀込遺跡:縄文時代の柄鏡形住居 縄文時代の住居跡(第9号住)

堀込遺跡:土器で囲われた炉跡 土器で囲われた炉跡(第9号住)

堀込遺跡:古墳時代の住居跡の調査 古墳時代の住居跡の調査(第12号住)

堀込遺跡:土器の中から臼玉が出土 土器の中から臼玉が出土

遺跡見学会を、下記の要領で開催しました。

第4回遺跡見学会 堀込(ほりごめ)遺跡 大型住居のある村 -七世紀の寄居-

日時 平成17年11月26日(土)
主催 財団法人埼玉県埋蔵文化財調査事業団
埼玉県立埋蔵文化財センター
共催

寄居町教育委員会

見学会スナップ

当日は、秋晴れの中午前・午後で計202名の参加者がありました。
遺構の説明はもちろん、火おこし・ドングリつぶし・昔の編み物などの体験コーナーにもたくさんの人が集まりました。

あいさつ あいさつ

古墳時代の住居跡 古墳時代の住居跡

縄文時代の住居跡 縄文時代の住居跡

古墳時代の大型住居跡 古墳時代の大型住居跡

土器の出土した土壙(縄文時代) 土器の出土した土壙(縄文時代)

遺跡全景 遺跡全景

体験(どんぐりつぶし) 体験(どんぐりつぶし)体験(昔の編み物) 体験(昔の編み物)