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飯積遺跡 (加須市)

読み方
いいづみいせき
場所
北川辺町大字飯積字本村 (問い合わせ:0280-62-4525)
調査期間
平成16年4月8日~平成17年3月24日
主な時代
古墳時代・奈良時代・平安時代

飯積遺跡は、北川辺町の西端にある遺跡です。
現在、大高島地区防災ステーションの建設に先立って発掘調査が実施されており、その結果、この地区には古墳時代を中心に 営まれた大規模な集落跡が埋もれていたことがわかりました。
折り重なって発見された200軒を越える竪穴住居跡やおびただしい量の土器など、この地で長く続いた繁栄を偲ばせるものです。

古墳時代から奈良・平安時代(今から1500~1700年前)の竪穴住居跡が、重なり合うようにして発見されました。
下の写真だけでも、大きさや深さの異なる住居跡が7~8軒ほど確認できます。

重なり合う住居群

カマドの側壁の芯に、伏せた甕を使った竪穴住居跡が見つかりました。
このように側壁全体に土器を用いるのは珍しく、ほとんど例がありません。

土器をリサイクルしたカマド

飯積遺跡では、砂地の中にも竪穴住居跡が造られています。
そこでは、写真のようにカマドの回りに黄色い粘土が詰め込まれており、
崩れにくくする工夫が施されています。

粘土を貼っているカマド

下の写真は、カマドの手前半分ほどを掘った段階で、カマドにかけられていたと思われる2個の甕が完全な状態で発見されました。

カマドにかけられた土器

飯積遺跡の現地説明会を、下記の要領で開催しました。

日時 平成17年3月5日(土) 午前・午後各1回
主催 埼玉県立埋蔵文化財センター・(財)埼玉県埋蔵文化財調査事業団

見学会スナップ

 朝のうちは、前日に降った雪を残したままでの見学会でしたが、計227名と多数の参加者がありました。
 雪のため一部の遺構しかご覧いただけませんでしたが、その分少人数での見学や展示遺物の詳しい説明に、熱心な質問が飛び交いました。

遺跡全景
雪のためシートがはがせません
遺跡の説明
遺跡の説明
遺構の説明
遺構の説明
遺物展示室
遺物展示室