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膳棚東遺跡 (所沢市)

読み方
ぜんだなひがしいせき
場所
所沢市大字山口字新田
調査期間
平成14年4月8日~平成14年4月30日
主な時代
古墳時代

遺跡は柳瀬川の北側に広がる所沢台地の南縁にあり、都市計画道路飯能所沢線の建設に関連して発掘調査が行われました。約4m×100mの細長い調査範囲から古墳跡(円墳)2基が発見され、1号古墳跡では埋葬施設(主体部)も検出されました。
主体部は長さ1m×幅0.6~0.8mの長方形の範囲が残っており、棺下には粘土が敷かれていました。また、粘土の上からコバルトブルーや紺色・浅黄色のガラス玉39点が出土しましたが、これは副葬品として納められたものと思われます。周溝からは須恵器や土師器の破片も出土しています。

善棚東遺跡:第1・2号古墳跡調査風景 第1・2号古墳跡調査風景

善棚東遺跡:第1号古墳跡全景 第1号古墳跡全景

善棚東遺跡:第1号古墳跡主体部 第1号古墳跡主体部(粘土床)

善棚東遺跡:ガラス玉 第1号古墳跡主体部から出土したガラス玉(径2~4㎜)