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栗橋宿跡第9地点 (久喜市)

読み方
くりはししゅくあとだいきゅうちてん
場所
久喜市栗橋中央二丁目3491-2他
調査期間
平成30年4月1日~平成31年3月31日
主な時代
近世

【平成30年10月作成しました】

栗橋宿は日光道中(街道)の江戸から7番目の宿場です。JR宇都宮線栗橋駅の東約1㎞の利根川沿いにあります。第9地点は、宿場の町屋が立ち並んでいた区域にあたります。昨年10月から開始され、現在は引き続き第一面(江戸時代末頃)を調査中です。


江戸時代末の第一面を調査しています。


建物跡や土壙に積もった土を観察して図面に記録しています。

【以下、平成30年7月更新】 ————————————————————————————————————


樽を等間隔に並べた「桶樽地業(おけたるじぎょう)」の建物を調査しました。蔵造(くらづくり)の建物基礎であると考えられます。樽と樽の間は砂利・川砂と粘土質の土が交互に敷きつめられており、樽の中にも川砂利がぎっしりと詰められていました。


樽は逆さまに置かれていました。側面には、「しるし」と呼ばれる墨書きの記号が書かれ、さらに「大和屋」・「改誥 (あらためづめ)」の焼印が捺(お)されています。この樽が何度も再利用を繰り返された末に、建物の基礎に使われたことがうかがわれます。


樽の下には建築部材が再利用されていました。直径10㎝前後の丸太材が敷き詰められていました。

【以下、平成30年10月更新】 ————————————————————————————————————


第一面(江戸時代末期頃)の調査を終えました。写真は第二面(江戸時代後半)まで掘削を行っています。


人力で地面を丁寧に削り、「遺構 (いこう)」の確認をしています。土の色や質の違いから遺構の重なりや分布を把握したら、いよいよ第二面の発掘調査に入っていきます。