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栗橋宿跡第8地点(第2次) (久喜市)

読み方
くりはししゅくあとだいはちちてん
場所
久喜市栗橋中央二丁目3517-4他
調査期間
平成29年4月3日~平成29年9月29日
主な時代
近世

【平成29年7月更新しました】

栗橋宿は日光道中(街道)が利根川をわたる直前の、江戸から7番目の宿にあたります。怪談落語「牡丹灯籠(ぼたんどうろう)」の舞台にもなった大きな宿場町でした。利根川の堤防強化工事に伴って、平成24年から栗橋宿跡の発掘調査を行っています。栗橋宿跡は異なる時代の遺跡が同じ場所に重なっています。地層ごとに新しい時代から順に調査を進めています。第8地点の調査は昨年度4月から開始され、現在は引き続き第二面を調査中です。


調査区は町屋の裏手にあたります。家屋の裏庭に井戸を掘り、壊れた食器や木製品などを埋めています。
この写真は埋め立てられた井戸跡ですが、擂鉢や茶碗、板等が出土しています。


井戸には様々な作り方があったようです。第8地点では、底を抜いた桶が井戸の一番下の枠に使われています。この写真の井戸は、地盤が軟弱な砂層に掘り込まれていたため、桶の周囲が木枠で囲まれていました。


小さな土壙(どこう)から動物の骨が出土しました。大きさや犬歯などの特徴からイヌ科の動物と思われます。亡くなった飼い犬を、丁寧に埋葬してあげたのでしょうか。

【以下、平成29年7月更新】 ————————————————————————————————————

現在は引き続き第二面の調査を行っています。陶磁器や瓦などが出土した土壙や埋められた桶、池状遺構などが見つかっています。


池状遺構の調査を行っています。町家の方向から、様々な生活用品の破片が投げ込まれています。


写真中央に見える編み目はカゴです。池状遺構の中に落ちてしまったようです。


埋められた桶の底からキセルが出土しました。キセルの雁首(がんくび)と吸口(すいくち)をつなぐ管を羅宇(らお)といいますが、竹製の羅宇が残っていることは珍しく、貴重な資料です。